ノースフェイスのトレイルランニング用シューズ ベクティブシリーズが第三世代に進化

その中でも末っ子モデルでありながら個人的には本命モデル?なベクティブエンデュリス4忖度抜き・完全自腹レビュー

目次

  1. スペック
  2. サイズ感
  3. 特徴
  4. レビュー
  5. まとめ

1.【スペック】

品番:NF02503 
価格:¥24,200(税込)
メンズモデル、レディースモデルあり
(本記事はメンズモデル)

USA企画製品
原産国:ベトナム

ラインナップサイズ:US7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、10.5、11
※センチメートル換算 約25.0c、 25.5cm、26.0cm、26.5cm、27.0cm、27.5cm、28.0cm、28.5cm、29.0cm

重量:約285g(9インチ/片足)

カラーラインナップ
2025年春夏

ヒーローブルー×サンフォグ(HS)
ハイライズグレー×サルファースプリングG(GS)
TNFブラック×アントラシートグレー(KA)

ロングディスタンスのトレイルレースで完走を目指すランナーに向けたトレイルランシューズです。より軽量化を追求しながら、グリップ力をアップデート。

走行時のエネルギーを推進力に変えて安定した走りを促す「VECTIV」システムを搭載。ソールユニットには、安定感と高い反発力のあるウィングを備えたフォーク形状の3DTPUプレートを採用。軽量ながら高反発でクッション性が高いDREAMフォームをミッドソールに配置。アウトソールには、ドライな路面でもウェットな路面でも高いグリップ力を発揮する「SurfaceCTRL」(10%天然ラバーソール配合)を採用しています。ラグ設計を4.0mmに高めて、グリップ力を向上。

アッパー素材には、耐久性と速乾性を備えたブリーザブルメッシュを採用しています。フィット感を高めるウィングタン構造で、激しいアップダウンやスピードを上げるシーンでも、シューズ内の足のズレを抑制。タンや履き口内側にクッション素材を多めに配置することで、締め付け感を軽減して足への負担を和らげ、初めてのロングディスタンスレースも高い安定感と推進力でサポートします。

Goldwin Online Storeより

素材
<アッパー>軽量ブリーザブルシームレスアッパー、57%リサイクル エンジニアードメッシュ、ウイングタン

<ボトムユニット>ウルトラライトDREAM フォームミッドソール、3D TPU プレート、SurfaceCTRLラバーアウトソール(10%天然ゴム配合)

オフセット:6mm(ヒール:35.0mm/フォアフット:29.0mm)

ラグ:4.0mm

2.【サイズ感】

縦の長さは標準的です。表記サイズ通りと思って問題ないです。
横幅が要注意。非常にフィット感があるので幅が狭く感じる人もいるかもしれません。

3.【特徴】

VECTIV 3.0ボトム搭載の高クッショントレイルランニングシューズ

ウイング&フォーク形状の3DTPUプレートが安定性と反発性を両立

ハイスタック&ハイリバウンドDREAMミッドソールを採用

速乾性と耐久性の高い、ブリーザブルメッシュを採用

ウイングタン構造で高いフィット性と安定性を実現

オフセット:6mm(ヒール:35.0mm/フォアフット:29.0mm)

ラグ:4.0mm

4.【レビュー】

抜群のフィット感

まず、足を入れてすぐに感じるのはフィット感の高さ。足全体を包み込むようにカチッと履けます。履き口回りのクッション材の多さとシュータンの厚さからくるのではないかと思います。人によっては横幅が狭いと感じるかもしれません。

安心感のあるクッション性

走りだして感じるのは「確かなクッション性」。柔らかすぎず硬すぎない絶妙な硬さ。

マックスクッションモデルのように弾む感覚はないけれども、足の負担を確実に軽減してくれる安心感があります。
とにかくクッション性を重視した柔らかいソールだと色んな方向に跳ねていってしまって、安定感がなくなってしまいがちですが、そこまで柔らかくない。
少ししっかりめなので、安定感もあり足裏の感覚も感じられます。

転がりがいい

「転がりの良さ」は過去モデルから継承しているソールのロッカー構造がきちっと仕事をしているということでしょう。
また、ミッドソールがやわらか過ぎないことも転がりやすく感じられる要因だと思います。

アッパーの堅牢さがすごい

予想外だったのが「堅牢さ」。アッパーがかなりしっかりしています。トレッキングモデルかと思うほど。これなら岩稜帯の岩で擦れてもダメージは少なそう。

重量が気になるかな…


ロングレース用のトレイルランニングシューズとしては非常に良い出来ですが、強いて短所を上げるなら「重量」でしょうか。もっと軽いモデルがあるからこそ感じられるものですが、スピーディに駆け抜けたい人にとっては重く感じられると思います。

5.【まとめ】

まず、どんな人にこのシューズがおすすめできるかというと

①長距離のトレイルランニングレースに挑戦していきたい人
②レースではなくても自己最長距離に挑戦する人
③ローカットシューズで山に入ることに慣れていない人


個人的にベクティブエンデュリスは過去2足愛用してきて、とても信頼のおけるモデルでした。
スピード感を持ってどんどん進んでいくというよりも、ゆっくりでもいいからロングレースで完走に導いてくれるような「これを履いておけば大丈夫」的な安心感を与えてくれるモデルでした。
なので、今回のアップデートでどのように変わったのかとても楽しみでした。

正直な感想でいうと、自分の期待していた方向の進化ではなかったかなぁ… って感じです。
どちらかというと軽量かつハイクッションを期待していましたが、どちらかというと逆。しっかり感が増していました。アッパーの堅牢さもそうですが、ラグが3.5mmから4.0mmと深くなったのもより滑りにくくするため。=「安定感を増す」ためでしょう。

これはこれでいいんです。素人が勝手に期待していただけですから。
もう少し履きこんでいくとなじんでくるのかもしれませんし、今後この安定感の強さに助けられることも多いでしょう。

サミットベクティブプロ3がよりレーシーに進化して、エンデュリス4はより安定感のある方向へ進化。ということは…

サミットベクティブスカイ2が気になる…

ひょっとするとスカイ2が本命なのか?

ん~悩ましい

最後までご覧いただきありがとうございました。

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