現在、ランニングも登山も全然していないけどトレイルランニングをはじめてみたい!でも、どうやって始めたらいいのかわからないという方に私の経験を交えてお伝えしたいと思います。
まだ。道具も買っていませんという方はトレイルランニングの始め方【道具編】をご覧ください。
まだ道具をそろえていません、という方はまずはこちらをご覧ください。
そして、今回はランニングも登山もしていませんという方向けの内容です。
あくまでフィールドは山ということを理解する
トレイルランニングのフィールドの多くは山です。一般的に人が生活している場所ではないところに行っておこなうので、ケガをしたり動けなくなった場合にすぐに救助が来るわけではありません。時には携帯電話が通じない場所へ行くこともあるでしょう。
また、山は環境の変化も激しい場所です。たとえば「気温」。お住まいの地域の天気予報の気温をチェックしていただければすぐわかると思いますが、標高が高いい地域は平地に比べて気温が低いです。これはあくまで生活圏の話です。登山やトレランで行くような山間部は一般的な天気予報に出てこない場所なので、もっと気温が低いと思う必要があります。登山用の天気予報サービスなんかもありますので、それを参考にするといいと思います。
ちなみに、標高が100m上がれば気温が約0.6℃下がると言われています。海抜0m付近から1000mの山に行けば約6℃気温が低いわけです。平地が気温20℃なら1000mの山はだいたい14℃くらい。想像すると少し寒いですよね。それを想像して着る物や持って行く物を選定します。
初心者の方だけでそういった場所へ行くことは少ないかもしれんせんが、その可能性も考えておくことも必要です。
ただ、そのような山にばかり行くわけではないです。まずは、お住いの地域のご近所の低山へ行くことをおすすめします。それも、「山」とは名がついているけど実際は「丘?」みたいな。標高で言えば100mでも200mでもいいんです。遊歩道や砂利の林道があればベストですが、山頂まで舗装路で行けちゃうかもしれません。まずは、そいう身近な低山で慣れていくことをおすすめします。少しのアップダウンがあって舗装していない場所。グーグルマップで自宅付近を見てみると案外知らなかった場所があるかもしれません。
少しづつ走力をつけていく
まずは平地走ることからはじめる。トレーニングの一環としてロードランニングをしてみましょう。ペースは気にせず、自分が無理なく走れるペースから。それを続けていけばだんだんと走れる距離が伸びたりしんどくなくなってくると思います。「もう走れない。」と思ったら歩いていいです。そして、また「走れるかな。」と思ったら走り始める。その繰り返しでもいいと思います。トレイルランニングの場合は走り続けることよりも動き続けることが大事です。
並行して階段の登り降りをすることをオススメします。自分の体重を横に動かすのではなく、上に持っていく運動をすることで山のアップダウンに対応できるようにします。これにより脚力も強化され走れる距離も伸びていくことでしょう。
慣れてきたら実際に山を歩いてみる。まだ、走らなくてもいいです。「あぁ。山ってこういうところなんだね。」という感覚をつかむだけでも前進しています。路面や空気感など、色々感じられるでしょう。
そして、少し走れそうだなというところを軽く小走りしてみる。無理なら歩く。これを繰り返していくとだんだんと「トレランしてる!」って感じになってきます。
マラニックをしてみる
「マラニック」ってしってますか?「マラソン」と「ピクニック」を掛け合わせた造語です。
街中をピクニック感覚で散策する、その移動手段がランニングって感じの遊びです。ペースはどうでもいいです。途中の買い食い・買い物も自由。トレイルランニングのトレーニングにはもってこいです。
目的地をどこかのお店や公園・観光施設なんかに設定してぼちぼち向かってみる。途中で面白そうなところがあったら立ち寄ってみる。飲み物がなくなったらコンビニや自販機で調達します。動く・止まる・補給する(飲食する)などトレイルランニングと共通する点が非常に多いです。
結果的に運動時間が長くなり脚持久力もつくのでおすすめのアクティビティです。
まとめ
これからトレイルランニングをはじめるためには
①道具の準備
②不整地に慣れる
③平地で走る
④長時間動く練習をする
これらをできる範囲で少しづつやっていくといいと思います
楽しみながらできることからやっていきましょう